20世紀日本人名事典 「上坂熊勝」の解説
上坂 熊勝
コウサカ クマカツ
明治〜昭和期の解剖学者 岡山医科大学名誉教授。
- 生年
- 慶応3年12月16日(1868年)
- 没年
- 昭和9(1934)年7月27日
- 出生地
- 加賀国金沢城下下主馬町(石川県)
- 学歴〔年〕
- 金沢医学校〔明治19年〕卒
- 学位〔年〕
- 医学博士
- 主な受賞名〔年〕
- 帝国学士院恩賜賞〔大正2年〕
- 経歴
- 帝大医科大学助手、大阪医学校(現・大阪大学医学部)教諭、明治33年第三高等学校(現・のちの岡山大学)医学部講師を経て、34年岡山医学専門学校教授、大正11年後身の岡山医科大学教授となる。この間、脳神経起首の研究で、2年帝国学士院恩賜賞を受賞。この研究は世界の神経学者の注目をあびた。他に光学、生物電気学、細胞の物理学、組織染色の研究など多岐に渡った。昭和7年病気のために退職した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報