上押萩新田村(読み)かみおしはぎしんでんむら

日本歴史地名大系 「上押萩新田村」の解説

上押萩新田村
かみおしはぎしんでんむら

[現在地名]十四山村上押萩

東は下押萩新田村、西は馬ヶ地うまがんじ新田村に接する慶安三年(一六五〇)開墾の村。「徇行記」によれば、村高一〇八石余はすべて蔵入地で、田は八町二畝余、畑は一町五反九畝余。「寛文覚書」に戸数九、人数五五とある。「徇行記」は「高ニ準シテハ戸口多ク、村キリニテ耕田足ラザルニヨリ、鍋蓋・海屋・竹田・善太新田アタリヘ入作スト也」と記し、用水小具足こぐそく(現弥富町平島)から仰いだが、善太ぜんた悪水杁を六〇〇間上流に移した後は潮痛みを受けたことを伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android