日本歴史地名大系 「上瀬加村」の解説 上瀬加村かみせかむら 兵庫県:神崎郡市川町上瀬加村[現在地名]市川町上瀬加下瀬加村の北、岡部(おかべ)川流域に位置する。上瀬賀村などとも記され(「寛文朱印留」など)、神東(じんとう)郡に属した。「播磨国風土記」の神前(かんざき)郡川辺(かわのべ)里の条にみえる勢賀川の遺称地。平安時代末期から中世にかけては世賀(せか)庄に含まれた。慶長国絵図には上瀬か村とみえる。江戸時代を通じて姫路藩領であった。正保郷帳には上世加村とあり、田方三五三石余・畑方一〇六石余、「旱損所・柴山有・新田有」と注記される。天保郷帳では高五八四石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by