上膳を食う(読み)あがりぜんをくう

精選版 日本国語大辞典 「上膳を食う」の意味・読み・例文・類語

あがりぜん【上膳】 を 食(く)

  1. 人の揚げた遊女などと密会すること。
    1. [初出の実例]「あげ屋入の上まへをはね、明がたのわかれ、門の片角はし女郎のあき局にて、あがりぜんをくひそめてより、密夫(まぶ)といふ事をはじめぬ」(出典浮世草子御前義経記(1700)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android