上谷塚村(読み)かみやつかむら

日本歴史地名大系 「上谷塚村」の解説

上谷塚村
かみやつかむら

[現在地名]草加市谷塚上町やつかかみちよう

中谷塚村の西にあり、南は毛長けなが川を隔てて伊興いこう(現東京都足立区)。南部は毛長川自然堤防上に位置する。八つ塚の俚伝があり、古墳富貴ふつき塚も八つ塚の一つと伝える。足立郡谷古田やこだ領に属した(風土記稿)。田園簿では田一九〇石余・畑三三石余、ほかに野銭永三九六文。江戸期を通じ幕府領。寛文八年(一六六八)検地が施行された(風土記稿)。元禄八年(一六九五)にも検地があり、同一〇年の検地帳(細井家文書)では田二七町九反余・畑一三町三反余、屋敷二九筆・七反余、藪など計八反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android