精選版 日本国語大辞典 「上辺無し」の意味・読み・例文・類語 うわえ‐な・しうはへ‥【上辺無】 〘 形容詞ク活用 〙 愛想がない。表面をかざらない。苛酷だ。[初出の実例]「宇波弊無(ウハヘなき)ものかも人はしかばかり遠き家路を還(かへ)さく思へば」(出典:万葉集(8C後)四・六三一)上辺無しの補助注記語源については、通常「表辺無し」と説かれており、「源氏物語‐帚木」に「ただうはべばかりの情にて」とある「うはべ」が「ない」の意と思われる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例