上間郁子(読み)ウエマ イクコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「上間郁子」の解説

上間 郁子
ウエマ イクコ


職業
琉球舞踊家 演出家

肩書
乙姫劇団座長

別名
幼名=つる

生年月日
明治39年 4月5日

出生地
沖縄県 今帰仁村字玉城

経歴
大正5年仲野陽史子に箏、6年宮城能克に三味線、玉城盛義に師事。琉球古典舞踊を習う。玉城盛重の指導により新天地劇場の組踊り「姉妹敵討」で初舞台。戦時中は特別慰問公演などをした。昭和24年女性ばかりの「乙姫劇団」を結成、沖縄各地で巡業、琉球の悲歌劇や「雨月物語」「アラビアン・ナイト」「真夏の夜の夢」などを翻案して公演した。

受賞
勲六等宝冠章〔昭和57年〕 伝統文化ポーラ特賞(第6回)〔昭和61年〕

没年月日
平成3年 12月31日 (1991年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「上間郁子」の解説

上間 郁子
ウエマ イクコ

大正・昭和期の琉球舞踊家,演出家 元・乙姫劇団座長。



生年
明治39(1906)年4月5日

没年
平成3(1991)年12月31日

出生地
沖縄県今帰仁村字玉城

別名
幼名=つる

主な受賞名〔年〕
勲六等宝冠章〔昭和57年〕,伝統文化ポーラ特賞(第6回)〔昭和61年〕

経歴
大正5年仲野陽史子に箏、6年宮城能克に三味線、玉城盛義に師事。琉球古典舞踊を習う。玉城盛重の指導により新天地劇場の組踊り「姉妹敵討」で初舞台。戦時中は特別慰問公演などをした。昭和24年女性ばかりの「乙姫劇団」を結成、沖縄各地で巡業、琉球の悲歌劇や「雨月物語」「アラビアン・ナイト」「真夏の夜の夢」などを翻案して公演した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「上間郁子」の解説

上間郁子 うえま-いくこ

1906-1991 大正-昭和時代の舞踊家。
明治39年4月5日生まれ。おさないころから琉球舞踊をまなび,昭和23年女性だけの乙姫劇団を結成し,沖縄各地を巡業。伝統歌劇「泊阿嘉」のほか,「雨月物語」「アラビアン・ナイト」などの翻案脚色で人気をあつめた。平成3年12月31日死去。85歳。沖縄県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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