上青柳村(読み)かみあおやぎむら

日本歴史地名大系 「上青柳村」の解説

上青柳村
かみあおやぎむら

[現在地名]八郷町上青柳

落合おちあい川上流の谷津田に面して立地する散村集落で、東は下青柳村、北は細谷ほそや村。元亀二年(一五七一)の家普請入用帳(羽生家文書)には羽生野はにゆうの村とあり、文禄五年(一五九六)の御蔵江納帳(秋田県立図書館蔵)には「青柳」とある。のち上下に分村して上青柳村となり、下総関宿藩領となる(寛文朱印留)。貞享四年(一六八七)から土浦藩領となり(土浦市史)、のち旗本領となる。元禄郷帳の村高は三四二石余、幕末は旗本夏目氏領二一五石余、羽太氏領八二石余、阿倍氏領二六石余、深尾氏領一七石余(各村旧高簿)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android