青柳(読み)あおやぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

青柳
あおやぎ

地歌箏曲の曲名。
(1) 三味線組歌。裏組。柳川検校作曲。
(2) 『新青柳』ともいう本調子手事物。石川勾当作曲。謡曲遊行 (ゆぎょう) 』を詞章原拠とする。箏の替手式の旋律は八重崎検校作曲で,京風手事物の代表曲の一つ。『八重衣』『融 (とおる) 』とともに「石川の三つ物」といわれる。

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デジタル大辞泉の解説

あお‐やぎ〔あを‐〕【青柳】

青々と葉をつけた柳。あおやなぎ。 春》
バカガイのむき身。 春》
襲(かさね)の色目の名。表裏とも濃い青、または表は青、裏は薄青。春に用いた。
[補説]曲名別項。→青柳

あおやぎ【青柳】[曲名]

催馬楽(さいばら)の曲名。
箏曲。八重崎検校作曲。

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大辞林 第三版の解説

あおやぎ【青柳】

青々と茂った柳やなぎ。あおやなぎ。 [季] 春。
バカガイのむき身。
染め色の名。萌黄色。
かさねの色目の名。表は青、裏は薄青。または表裏とも濃い青色。冬から春にかけて着用。
催馬楽さいばらの一。
地歌三味線組歌の一。柳川検校作曲。
地歌箏曲そうきよくの一。通称「新青柳」。石川勾当作曲、八重崎検校箏手付。

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日本の地名がわかる事典の解説

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

青柳
あおやぎ

山梨県南巨摩(みなみこま)郡富士川(ふじかわ)町北東部の一地区。江戸時代から明治後期まで富士川舟運の盛んなころ、甲州(山梨県)三河岸(かし)の一つとして、下流に隣接する鰍沢(かじかざわ)などとともに栄えた。当時は市川代官支配村のお米蔵をはじめ多くの倉庫や問屋、料亭などが立ち並んでいた。いまも昌福寺(しょうふくじ)(日蓮(にちれん)宗)などの名刹(めいさつ)がある。[横田忠夫]

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世界大百科事典内の青柳の言及

【増穂[町]】より

…甲府盆地の南西部,富士川西岸に位置し,櫛形山(2052m)を中心とした西部の山地と,東流して富士川に注ぐ利根川,戸川が形成した複合扇状地から成る。中心の青柳は江戸時代,富士川舟運の河岸,甲州商人の拠点として栄えたところで,現在も国道52号線に沿って商工業が発達している。養蚕中心だった農業はブドウ,桃の果樹,トマトなど野菜の栽培へと多角化が進む。…

※「青柳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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