下の心(読み)したのこころ

精選版 日本国語大辞典 「下の心」の意味・読み・例文・類語

した【下】 の 心(こころ)

  1. 内々の心。内心。本心。腹のなか
    1. [初出の実例]「うはせ川したのこころも知らなくに深くも人の頼まるるかな」(出典:躬恒集(924頃))
    2. 「年ごろ、したの心こそねむごろに、深くもなかりしか」(出典:源氏物語(1001‐14頃)柏木)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例