下之代村(読み)しものしろむら

日本歴史地名大系 「下之代村」の解説

下之代村
しものしろむら

[現在地名]多度町下野代しものしろ

肱江ひじえ川の南岸から、美濃街道沿いに、台地の麓を南下して、上深谷部かみふかやべ(現桑名市)に続く細長い集落である。「和名抄」桑名郡の「野代郷」も当村付近一帯と考えられる。また野代庄は当村付近に比定される。近世を通じて桑名藩領。宝永八年(一七一一)村差出帳(徳川林政史蔵)によれば戸数七八、人数三六八、馬一一、牛一。文政七年(一八二四)の戸数八八、人数三八七、馬一八、牛三。明治一六年(一八八三)の戸数九四、人数四八八(桑名郡志)

集落の北、美濃街道に沿って、野志里のしり神社があり、「延喜式」神名帳の桑名郡野志里神社に比定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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