日本歴史地名大系 「下伊保村」の解説 下伊保村しもいぼむら 愛知県:豊田市石野・猿投・保見地区下伊保村[現在地名]豊田市伊保(いぼ)町・大清水(おおしみず)町伊保町は篭(かご)川と伊保川が枝分れする地域に、大清水町は逢妻女(あいづまめ)川の上流域に位置する。北野(きたの)古墳があり、条里制遺構を想定させる三反田(さんたんだ)の地名も残る。三宅氏由来並系譜(田原町史)によると、応永年中(一三九四―一四二八)には、三宅児島三郎が、上伊保・下伊保・伊保堂・篠原(ささはら)の伊保郷一帯を領有したと伝える。「伊保之記録」(細川林右衛家蔵)によると、天正一九年(一五九一)には、原隠岐守検地が実施された。寛永郷帳時には幕府領、延宝八年(一六八〇)に殿貝津(とのがいと)陣屋の支配に属し明治に至る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報