下北原遺跡(読み)しもきたはらいせき

日本歴史地名大系 「下北原遺跡」の解説

下北原遺跡
しもきたはらいせき

[現在地名]伊勢原市日向 下北原

大山東、中津なかつ山地との境に近い標高一〇八―一一三メートルの南向きの緩斜面上にある。昭和四七―四八年(一九七二―七三)に東西八四メートル、南北九〇メートルの範囲が全面発掘され、縄文中期末から後期前半にかけての各種の配石遺構が検出された。配置状態はほぼ環状を呈し、集落を構成していると考えられる二一軒の敷石住居跡は、遺跡の西側から南側を通り北側までの馬蹄形状に、第一・第二配石墓群は遺跡中央部に、祭祀遺構である環状組石遺構・第一―第三環礫方形配石遺構・北側配石群などは敷石住居跡の分布地域からはずれる遺跡北西側に分布する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 中津 区域 墓域

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む