下古井村(読み)しもこびむら

日本歴史地名大系 「下古井村」の解説

下古井村
しもこびむら

[現在地名]美濃加茂市古井町下古井こびちようしもこび島町しまちよう一―二丁目・御門町みかどちよう一―二丁目・野笹町のざさちよう一―二丁目・清水町しみずちよう一―二丁目・中富町なかとみちよう一―三丁目・田島町たじまちよう一―四丁目・新池町しんいけちよう一―三丁目

太田おおた村の東に接し、南は木曾川に面する河岸段丘地。太田宿から金山かなやま(現益田郡金山町)に通じる益田街道に沿う。「大乗院寺社雑事記」長享元年(一四八七)一一月二五日条によれば、持是院法印(斎藤妙純)の「陣所ハこひ、川手より八里東也、是心院殿御在所ハかう堂、八里許、こひとの間ハ三里計、土岐殿陣ハほうみ、木曾川をへたつ」とある。弘治二年(一五五六)かと思われる斎藤范可充行状およびかち田年貢銭目録(斎藤文書)に「古井地頭・領家」「こび弐百五十貫」が含まれ、桑原右近衛門尉の知行所であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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