下大類村(読み)しもおおるいむら

日本歴史地名大系 「下大類村」の解説

下大類村
しもおおるいむら

[現在地名]高崎市下大類町

東南流する井野いの川右岸に位置する。栗崎くりさき村・柴崎しばさき村の北にあり、西も柴崎村。寛元三年(一二四五)五月一一日付渋谷定心置文(入来院文書)に、子息渋谷三郎明重分として「大類分玖町」とみえる。群馬郡に属し、「寛文朱印留」に村名がみえ前橋藩領。寛文郷帳では田方七〇八石余・畑方二二三石余。江戸後期の御改革組合村高帳では高崎藩領で家数六一。寛延二年(一七四九)高崎宿加助郷となり、八五〇石が勤高と定められ、天明二年(一七八二)倉賀野くらがの宿加助郷となった(更正高崎旧事記)。明治一〇年(一八七七)頃の家数八〇、社三(熊野・諏訪二)、高野山真言宗福田ふくでん寺があり、人数三八五、牡馬三二、荷車一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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