竪穴住居跡

山川 日本史小辞典 改訂新版 「竪穴住居跡」の解説

竪穴住居跡
たてあなじゅうきょあと

地面を掘り下げて,そこを床として柱を建て,周囲に屋根を葺きおろした住居遺構。日本では縄文草創期に出現し,以後平安・鎌倉時代まで存在する。内部には壁にそって溝をめぐらしたり,炉や竈(かまど)などの火処,貯蔵穴,間仕切用の溝,出入口などの施設があり,時代や地域によってさまざまな形のものがみられる。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android