出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…ある調が長調であるか短調であるかは,まず音階の第3度音が主音と長3度をなすか短3度をなすかによって決定される。また近代の機能和声にあっては,トニカ(主和音),ドミナント(属和音),サブドミナント(下属和音)の三つの主要和音がいずれも長3和音であれば長調,短3和音であれば短調ということができる。このような音階の形をそれぞれ長旋法(あるいは長音階),短旋法(あるいは短音階)といい,例えばハ長調はハ音上の長旋法,ハ短調はハ音上の短旋法である。…
…また,長3和音と短3和音の2種のみを協和和音といい,他のすべての和音を不協和音という。なお主要3和音(主和音(トニカ),属和音(ドミナント),下属和音(サブドミナント))などの名は,和音の構造(種類)名ではなく,和声法における機能上の名称である。機能的に解釈すれば,たとえば図のaのハ・ホ・トの和音は,ハ長調では主和音,ヘ長調では属和音,ト長調では下属和音となり,一つの和音が多様に解釈されることとなる。…
…この和声法における和音の基本は,ある調の音階音を根音とする3和音(和音)にある。図1はその関係を示しており(ローマ数字は音階の第1音をI度として順にその度数を示したもの),このなかでもI度(主和音),IV度(下属和音),V度(属和音)の三つを,とくに主要3和音という。主和音(トニカ(トニック,T)機能)は,その調の中心和音の機能をもち,これに従属する関係で5度上(4度下)の属和音(ドミナント(D)機能),4度上(5度下)の下属和音(サブドミナント(S)機能)がある(下属和音は5度下の属和音の意味。…
※「下属和音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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