下工作(読み)したこうさく

精選版 日本国語大辞典 「下工作」の意味・読み・例文・類語

した‐こうさく【下工作】

  1. 〘 名詞 〙 その事がうまく行くように、あらかじめ働きかけを行なうこと。根回し
    1. [初出の実例]「多分始める下工作だらうと思ってゐたら」(出典:縮図(1941)〈徳田秋声〉日蔭に居りて)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の下工作の言及

【根回し】より

…ふつう,正式の交渉や会議に先立って,これを円滑かつ有利に運ぶため,非公式な場で,通常個別的に,説得妥協を通じて事前に合意形成を図る政治技術をいい,下工作ともいう。元来は園芸上の用語。…

※「下工作」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android