下新谷村
しもにいやむら
[現在地名]大洲市新谷
大洲盆地の北東部にあり、妙見山(五三五メートル)の南麓高地と矢落川沿岸の沖積低地からなる高一千石足らずの村。肱川と矢落川との合流地点にあるため、頻発する水害に悩まされた。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)の喜多郡の項に「下新屋村 水損所、茅山有、川有」とある。元和九年(一六二三)以降、新谷藩領。元文五年(一七四〇)の「大洲秘録」には「下新谷村新谷御分」として、「米上・大豆少」の土産があげられている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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