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土産 ドサン

デジタル大辞泉の解説

ど‐さん【土産】

《「とさん」とも》
その土地の産物。
みやげもの。みやげ。

みやげ【土産】

外出先や旅先で求め、家などに持ち帰る品物。
他人の家を訪問するときに持っていく贈り物。手みやげ。「土産に酒を持参する」
迷惑なもらい物を冗談めかしていう語。「伝染病という、とんだ土産をもって帰国した」

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世界大百科事典 第2版の解説

みやげ【土産】

旅先や外出先でその土地産物を求めて帰り,家族や餞別(せんべつ)をくれた者などに配る品,また人を訪問する際に持参するいわゆる手みやげをもいう。古くはつと()と称し,〈家づと〉〈のつと〉などと用いた。つとは納豆を包んだりするわらづとなどにその名をとどめているように,元は持ち運びに便利な包物のことを指した。《万葉集》などにみえる例では花や貝など自然の物が多い。みやげの語源には〈都笥〉〈宮笥〉〈屯倉〉〈都帰〉など諸説あり,また近年,〈見上げ〉すなわちよく見て選び差し上げることからの転とする説も示されたが,定説はない。

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大辞林 第三版の解説

どさん【土産】

〔「とさん」とも〕
土地の産物。 「他国と交易をはじめ品物を製し-を出いだし/西洋道中膝栗毛 魯文
〔その土地の産物を持参するところからいう〕 みやげもの。みやげ。

みあげ【土産】

贈り物。みやげ。 「 -ヲスル/日葡」

みやげ【土産】

旅行先や外出先から家などへ持って帰るその土地の産物。つと。
人を訪問する際持って行く贈り物。手みやげ。
「土産金」の略。 「やうやう銀二百枚-を付けます/浮世草子・桜陰比事 5

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

土産
みやげ

旅行先から持ち帰った物、また転じて、他家を訪問する際に持って行く物をいう。元来の意義は、宮笥と書くところからも、神詣(もう)での旅先で授かったお札(ふだ)とか、縁起物、その門前地の特産品などを贈って、詣でた寺社の神仏の恩恵を分かち与えるため、持ち帰った物を人々に配ることに土産の意味があった。もともと、神社や寺の祭礼や縁日は、市(いち)と関係が深く、参拝客が集まる所に自然に市も発達し、そこで社寺にちなんだ縁起物のほかに、その土地の産物が売買されたことは自然の成り行きであった。土産物にも、その土地の物産品が用いられるようになって、「土産」の字をあてるようになったとみられている。古くは信仰的な贈り物以外のものは「つと」といい、「家づと」「都のつと」などというふうに使われた。なお、嫁入り、聟(むこ)入りなどのときに持って行く金銭、持参金、土産金なども土産とよばれている。[高野 修]

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世界大百科事典内の土産の言及

【贈物】より

…これに対し地位にかかわりなく相手への援助を旨とする贈物は見舞と称される。また旅の帰りや訪問など人の移動に伴う贈物が土産(みやげ)であり,このほか祝福や感謝の印としての御祝や御礼など,日本の贈物には状況に応じて名目の区別がある。 贈物をする習慣は古今東西を問わず広く存在する行為であるが,ヨーロッパなどでは歴史的に都市の発達した中世以降,贈与慣行は貨幣経済に駆逐され衰退していったといわれている。…

※「土産」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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