精選版 日本国語大辞典 「土産」の意味・読み・例文・類語
みやげ【土産】
(2)「みやげ」に「土産」の字をあてるようになったのは室町末以降と考えられる。
と‐さん【土産】
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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
旅行先から持ち帰った物、また転じて、他家を訪問する際に持って行く物をいう。元来の意義は、宮笥と書くところからも、神詣(もう)での旅先で授かったお札(ふだ)とか、縁起物、その門前地の特産品などを贈って、詣でた寺社の神仏の恩恵を分かち与えるため、持ち帰った物を人々に配ることに土産の意味があった。もともと、神社や寺の祭礼や縁日は、市(いち)と関係が深く、参拝客が集まる所に自然に市も発達し、そこで社寺にちなんだ縁起物のほかに、その土地の産物が売買されたことは自然の成り行きであった。土産物にも、その土地の物産品が用いられるようになって、「土産」の字をあてるようになったとみられている。古くは信仰的な贈り物以外のものは「つと」といい、「家づと」「都のつと」などというふうに使われた。なお、嫁入り、聟(むこ)入りなどのときに持って行く金銭、持参金、土産金なども土産とよばれている。
[高野 修]
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…これに対し地位にかかわりなく相手への援助を旨とする贈物は見舞と称される。また旅の帰りや訪問など人の移動に伴う贈物が土産(みやげ)であり,このほか祝福や感謝の印としての御祝や御礼など,日本の贈物には状況に応じて名目の区別がある。 贈物をする習慣は古今東西を問わず広く存在する行為であるが,ヨーロッパなどでは歴史的に都市の発達した中世以降,贈与慣行は貨幣経済に駆逐され衰退していったといわれている。…
※「土産」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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