下武射村(読み)しもむざむら

日本歴史地名大系 「下武射村」の解説

下武射村
しもむざむら

[現在地名]松尾町武野里たけのさと

野中のなか村の北東にある。文禄三年(一五九四)の上総国高帳に村名がみえ、高四三九石。慶長一九年(一六一四)知行宛行状で高一四三石余が旗本本目氏に与えられた。正保二年(一六四五)の成箇郷帳并浮役勘定目録(渡辺家文書)では幕府領の高九〇石、取米五石(米納三石余・永五〇〇文)。寛文八年(一六六八)の鷹場五郷組合帳では鳥喰組に属し、幕府領と旗本本目・大久保・牧田領。元禄郷帳では高四四四石余。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では家数五五。享和三年(一八〇三)の武射郡高石地頭所姓名帳(伊藤家文書)によれば幕府領・牧田領が旗本太田・三田・逸見領となっており、旗本五氏の相給で幕末に至る(旧高旧領取調帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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