下殿(読み)げでん

精選版 日本国語大辞典 「下殿」の意味・読み・例文・類語

げ‐でん【下殿】

  1. 〘 名詞 〙 御殿よりおりること。御殿からさがること。
    1. [初出の実例]「父内大臣庭におりて拝舞したまひけり。一家の人人皆下殿せられける、ゆゆしくぞ見え侍りける」(出典:古今著聞集(1254)六)

した‐どの【下殿】

  1. 〘 名詞 〙 社寺などで、参詣人がこもるところ。
    1. [初出の実例]「したどのに候もろもろのかたは」(出典:平家物語(13C前)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android