拝舞(読み)ハイブ

デジタル大辞泉 「拝舞」の意味・読み・例文・類語

はい‐ぶ【拝舞】

叙位任官・賜禄の際、謝意を表して左右左さゆうさを行う礼。拝。はいむ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「拝舞」の意味・読み・例文・類語

はい‐ぶ【拝舞】

  1. 〘 名詞 〙 朝廷などで行なわれる儀式祝意、謝意などを表わす礼の形式。まず再拝し、立ったまま上体を前屈して左右を見、これにあわせて袖に手をそえて左右に振り、次にひざまずいて左右を見、そのまま一揖(いちゆう)、さらに立って再拝するもの。天皇では朝覲(ちょうきん)行幸臣下では叙位・任官または祿を賜わった時などに行なう。はいむ。舞踏
    1. [初出の実例]「皇太子先拝舞、次親以下復然」(出典:内裏式(833)元正受群臣朝賀式)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐贈李八秘書別詩〕

はい‐む【拝舞】

  1. 〘 名詞 〙はいぶ(拝舞)名目鈔(1457頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「拝舞」の読み・字形・画数・意味

【拝舞】はいぶ

叙任・賜与の際の礼。唐・杜甫諷録事の宅に曹将軍覇の画ける馬の図を観る〕詩 (紅瑪瑙の)(わん)、將軍に賜うて拜して歸る 輕(けいぐわん)細綺、相ひ飛す 貴戚門、筆跡を得て 始めて覺ゆ、(へいしやう)に光輝を生ずるを

字通「拝」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android