日本歴史地名大系 「下河口村」の解説 下河口村しもかわぐちむら 鹿児島県:薩摩郡宮之城町虎居村下河口村ほぼ南流する川内(せんだい)川とその支流泊野(とまりの)川の合流点北方付近をさし、虎居の川口(とらいのかわぐち)を遺称地とする。上流柏原(かしわばる)の川口(現鶴田町)に対し下河口と称されたのであろう。正応二年(一二八九)九月五日の斑目聖蓮譲状案(斑目文書)に「答院柏原内下河口田在家等事」とみえ、聖蓮(渋谷重松弟泰基)から孫三郎景泰に譲渡されている。正平二二年(一三六七)四月三日には行蓮(渋谷重松)・重実(重松孫)の譲状に従って柏原名下河口村が祖銛から斑目豊犬丸に譲与された(「沙弥祖銛譲状」同文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by