下箇流村(読み)しもがれむら

日本歴史地名大系 「下箇流村」の解説

下箇流村
しもがれむら

[現在地名]春日村六合ろくごう しも

池戸いけと村の西、かす川右岸に立地し、対岸は上箇流村。下香立・下ヶ流などとも書く。文禄三年(一五九四)と推定される宇野久右衛門書状写(中西文書)にみえる下香立は当地と考えられるが、下香立を含む惣百姓中に対し、旧来どおり山年貢を納めるよう命じている。正保郷帳には下香流村とみえ、畑三八石余・山年貢三石余・紙桑木高二石余のほか、小物成に綿八〇二匁・ひそ木五三一本・入木九八二束があった。貞享二年(一六八五)の大垣領村々高帳には本検分八九石余・開方分三四石余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android