雷公(読み)ライコウ

精選版 日本国語大辞典 「雷公」の意味・読み・例文・類語

らい‐こう【雷公】

  1. 〘 名詞 〙 かみなりの俗称。かみなりさま。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「雷公堕於所所」(出典日本紀略‐万寿四年(1027)五月二四日)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐喜雨詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の雷公の言及

【雷】より

…落雷した木の皮の裂けているのが,ちょうど爪で引っかいたように見えることから,爪をもった獣を想像したものと考えられる。 また雷に関する説話としては《耳袋》に,陣笠をかぶり馬に乗った雷公を見た話がある。話の筋は,一人の武士が雷雨の激しい夜,自宅に急ぐ途中,近雷に驚いた乗馬がある家の戸を蹴破って乱入した。…

【ツバメオモト】より

…若葉は食用となる。漢方では雷公(らいこうひ)と呼び,止痛剤に用いる。 ツバメオモト属は北アメリカと東アジアに隔離分布する植物の一つで,5種が知られている。…

※「雷公」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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