下箕田村(読み)しもみだむら

日本歴史地名大系 「下箕田村」の解説

下箕田村
しもみだむら

[現在地名]鈴鹿市下箕田町

伊勢湾沿いの浜堤上に営まれた集落で、河曲郡条里地割の東端に位置する。浜街道により北は南長太みなみなご村、南は北若松きたわかまつ村に通ずる。半農半漁に近い村で海運業者もいた。

文禄検地帳を転記したと思われる伊勢国中御検地高帳には「千八百九拾九石五斗 下箕田之郷」とあるが、慶安郷帳(明大刑博蔵)・元禄郷帳の村高からみてのちの中箕田村を含むと考えられる。江戸時代初期は津藩領、寛文九年(一六六九)以降は久居藩領となり明治維新まで続く。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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