下緒(読み)さげお

精選版 日本国語大辞典 「下緒」の意味・読み・例文・類語

さげ‐お‥を【下緒】

  1. 〘 名詞 〙 刀の鞘の栗形(くりがた)に通して下げる紐。軍陣の際、刀を上帯にからみつけるために用いる。ふつう、栗形に通して折り返し、二本として垂らす。一本として垂れるのを半下緒という。二重下緒。さげ。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「しゅざや木刀しんくのさげお、花の口べに雪のおしろい」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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