日本歴史地名大系 「下若江村」の解説 下若江村しもわかえむら 大阪府:東大阪市旧河内市地区下若江村[現在地名]東大阪市若江北(わかえきた)町一―三丁目・若江西新(わかえにししん)町一―二丁目若江郡に属し、楠根(くすね)川右岸にある。東から南は若江村。地形は平坦で条里制の坪名が小字名として多く残る。南東部に字巨摩(こま)があることから、当地を古代巨麻(こま)郷(和名抄)の地に比定する説もある。字名に古政所(こまんどころ)があり、一五世紀に若江城が河内の政治の中心であった時期、政庁が置かれていたとも考えられる。正保郷帳の写とみられる河内国一国村高控帳では若江村に含まれる。のち分村して寛文四年(一六六四)の大坂城代青山宗俊宛領知朱印状・目録(寛文朱印留)に村名がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by