下請川遺跡(読み)しもうけがわいせき

日本歴史地名大系 「下請川遺跡」の解説

下請川遺跡
しもうけがわいせき

[現在地名]宇部市西岐波 笹尾

宇部市街地の北東郊外、沢波さわなみ川沿いの標高五〇〜九〇メートルの丘陵上に立地する室町時代の石鍋製作遺跡。この地域では、大正時代に滑石製石鍋の未製品が発見されていた。北西に約一キロメートル離れた北迫きたさこ丘陵でも石鍋の未製品が報告されていたが、昭和六一年(一九八六)下請川地区での発掘調査で石鍋製作跡が発見され、滑石採掘跡、石屑や製作途中に破損した未製品などを投棄したズリ山、製作作業場の遺構などが確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 さいかい 中世

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む