日本歴史地名大系 「下足洗村」の解説 下足洗村しもあしあらいむら 静岡県:静岡市旧安倍郡地区下足洗村[現在地名]静岡市千代田(ちよだ)一―七丁目・東千代田(ひがしちよだ)一―三丁目・竜南(りゆうなん)一―三丁目・下足洗新田(しもあしあらいしんでん)・千代田有渡(うど)郡に所属(元禄郷帳など)。巴(ともえ)川の右岸に位置し、東は川合(かわい)村・川合新田など。鎌倉期には足洗庄に含まれ、戦国期までに下足洗郷となっている。天文一八年(一五四九)八月一一日の駿府浅間社社役目録(村岡大夫文書)に浅間社(静岡浅間神社)の六月二〇日の流鏑馬行事の経費を負担する郷村の一つとして「下足洗郷」が記され、一貫六〇〇文が当てられている。また一月七日の御節会初馬の行事について「是付而田地弐反足洗ニ有」と記され、同郷の負担と考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報