下関ふく(読み)しものせきふく

事典 日本の地域ブランド・名産品 「下関ふく」の解説

下関ふく[水産]
しものせきふく

中国地方、山口県の地域ブランド。
山口県下関市南風泊で水揚げされて身欠き処理されたとらふぐ(生きているものを除く)。下関は、日本で水揚げされるふぐの集積地として知られる。延縄漁法で漁獲される。ふぐには毒があるため、豊臣秀吉に禁じられて以来、長い間ふぐを食べることは禁じられていたが、山口県出身の初代総理大臣・伊藤博文が下関の料亭でふぐを食べて気に入ったため解禁されたというエピソードがある。なお、ふぐをふくと呼ぶのは福につながるからとする一説がある。2008(平成20)年10月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5174640号。地域団体商標の権利者は、下関唐戸魚市場仲卸協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「下関ふく」の解説

下関ふく

山口県下関市南風泊に水揚げされ身欠き処理されたトラフグ。地域団体商標。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android