下関(読み)かかん

日本大百科全書(ニッポニカ)「下関」の解説

下関
かかん / シヤコワン

中国南西部、雲南(うんなん)省西部にある大理(だいり)市の鎮。人口23万5312(2010)。かつては市であったが、1983年大理県と合併して大理市の一部となった。洱海(じかい)から流出する西洱河の河口にあり、唐代に南詔(なんしょう)の首都大理の南門として重視された。北門は上関である。洱海航路の拠点であるとともに、滇緬(てんめん)自動車道(昆明(こんめい)―瑞麗(ずいれい))、滇蔵自動車道(昆明―ラサ)の両道路の分岐点に位置するため、交通の要地となっている。鎮内には紡織、製油、製紙、自動車組立てなどの工場がある。古くから茶の集散地として知られ、当市で製造される茶は沱茶(だちゃ)と称し、国内・国外に出荷される。西洱河にかかる天生橋、将軍洞、洱海公園などの観光名所がある。

[青木千枝子・河野通博・編集部 2018年1月19日]

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精選版 日本国語大辞典「下関」の解説

しものせき【下関】

山口県西端の地名。古来大陸との交通の要港となり、豊浦(とよら)宮や長門国の国府が置かれた。江戸時代は米や水産物の取引所を兼ねて繁栄。第二次世界大戦前は関釜(かんぷ)連絡航路で、現在は関釜フェリーで韓国の釜山(プサン)と結ばれている。また、遠洋漁業基地でもあり、水産加工、造船、金属などの工業がさかん。長門鋳銭所跡、豊浦宮跡、壇ノ浦など史跡が多い。明治二二年(一八八九赤間関市として市制施行。同三五年改称。赤間関馬関

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デジタル大辞泉「下関」の解説

しものせき【下関】

上関かみのせき(山口県熊毛郡上関町)・中関なかのせき防府ほうふ市)に対する称》山口県南西端の市。古くは赤間関(赤馬関)あかまがせき馬関ばかんともよばれた。壇ノ浦などの史跡がある。遠洋漁業の基地。関門トンネル関門橋門司もじと結ばれる。平成17年(2005)2月に豊浦郡4町と合併。人口28.1万(2010)。

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