山口県は本州島の最西端に位置する。東は広島・島根両県と陸続きで隣接し、西は瀬戸内海西端の狭い関門海峡を挟んで、九州島と接するように向き合う。
北に日本海、南に瀬戸内海(周防灘)、西に
内陸部の主要な谷筋は、おおむね南西から北東へ向かっていて、なかでも最大の津和野−岐波構造線に沿う谷筋は、ほぼ県域を二分し、旧国周防と長門を分ける国境線となった。
一方、響灘を越えて北北西約二〇〇キロメートルで朝鮮半島に至る。この距離は瀬戸内に置換えると関門海峡〜広島間にあたり、大陸東海沿岸の地とはまさに指呼の間。山口県の地理的な立場を特徴的にしている。
〈平成一八年三月〉
人文的風土として山口県土をみるに、二つの要素が特筆できる。
一つは県土の地下を走る二つの火山帯の存在である。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
中国地方の西端に位置する県。周防・長門両国を県域とする。幕末には萩藩(山口藩)とその支藩である岩国・長府・徳山・清末(きよすえ)の4藩があった。長府藩は1869年(明治2)豊浦(とよら)藩と改称。71年徳山藩は山口藩に合併された。同年廃藩置県により山口・岩国・豊浦・清末の4県が成立,同年11月これら4県は統合して山口県となり,現県域が確定した。県庁所在地は山口市。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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