下馬前(読み)げばまえ

日本歴史地名大系 「下馬前」の解説

下馬前
げばまえ

[現在地名]福井市中央一丁目

下馬御門前の意で、下馬御門は福井城西南、三の丸堀にかかる。城内へ出仕する武士は、この門からは下馬しなければならなかったため、門の名となった。元和九年(一六二三)二代藩主忠直が豊後萩原はぎわら(現大分市)へ配流される際、下馬門前の武家屋敷の間に小路を切明け、ここを通って足羽あすわ川から舟で豊後へ向かったため、ここを豊後ぶんご小路とよんだ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android