下高尻村(読み)しもたかじりむら

日本歴史地名大系 「下高尻村」の解説

下高尻村
しもたかじりむら

[現在地名]六日市町下高尻

田丸たまる村の北東吉賀よしが川の支流高尻川流域の村。尻高しりたか西組にしぐみ保道ほどうの三集落がある。昔豊嶋小平郎が高尻を開拓し、嘉暦(一三二六―二九)頃に河野弥十郎・越智通弘が再興したという(吉賀記)。「高尻拾八代河野氏由来記」によれば、慶長七年(一六〇二)に高尻村が上下二村に分立したというが、正保国絵図・天保郷帳には高尻村一村が載り、高三五五石余。明治四年(一八七一)の万手鑑では高尻二ヵ村として当村と上高尻村をあげ、当村の古高一八六石余、寛永一四年(一六三七)の検地高一二九石余、明治四年の総高二二三石余・反別四〇町一反余、家数五〇(うち本百姓四四・小百姓五)・人数一八八、牛二七・馬二、米蔵一、社二(三島神社・岩川大元神社)、紙漉舟二七、鉄砲二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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