三島(読み)みしま

精選版 日本国語大辞典「三島」の解説

みしま【三島】

[1]
[一] (三島大社があるところから呼ばれた) 静岡県東部の地名。伊豆半島の基部にある。古くは伊豆国国府国分寺所在地。江戸時代は東海道五十三次箱根と沼津の間の宿場町として栄えた。北伊豆の各温泉地への玄関口。昭和一六年(一九四一)市制。
[二] 伊予国三島(愛媛県四国中央市)のあたりをさすか。
※大鏡(12C前)二「伊予国のまへなるとまりにて、〈略〉誰とか申ととひ申給へば、この浦のみしまにはべるおきななりとの給に」
[2] 〘名〙 「みしまで(三島手)」の略。
※浮世草子・好色敗毒散(1703)四「井戸・三嶋・粉引・熊川などの茶碗は、縄からげにして幾箱の内と書付し」

さん‐とう ‥タウ【三島】

[二] 新潟県の中央部の郡。信濃川左岸で、出雲崎寺泊等の町がある。日本海に面する。中世、古志郡が信濃川をとして東西に分割されて成立したもので、西古志郡とも称し、また、山東郡とも書かれた。古代の三島(みしま)郡は、現在の刈羽郡を含む地方で、今の三島(さんとう)郡の南方にあたる。

みしま【三島】

姓氏の一つ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「三島」の解説

三島
みしま

陶磁用語。朝鮮,李朝時代初期から,忠清南道鶏竜山窯をはじめ各地で焼かれた陶磁器の,日本の茶人による呼称。ねずみ色がかった素地に,菊花円珠などの小紋や縦の波形文様などを線がき,あるいは型押しした部分に,白泥を充填して白い象眼文をつくって焼成しているのが特徴。名称の由来は三嶋大社 (静岡県) 版行のの文様に似ていたためといわれ,「暦手」ともいう。日本へは安土桃山時代に入り,対馬八代薩摩瀬戸などで盛んに模作された。

三島
みしま

新潟県中部,西山丘陵から新潟平野南西部にある長岡市北部の旧町域。 1955年脇野町と大津村の一部が合体して三島町発足。 1956年日吉村の一部を編入。 2005年長岡市に編入。中心集落の脇野町を中心にのこぎりなどの金物を産し,醸造業も行なわれる。農業は米作中心。 1960年代には天然ガスが掘られ,町営で都市ガスを供給していたが,現在は行なわれていない。古刹の寛益寺,国の重要文化財である親鸞上人坐像を所蔵する西照寺がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉「三島」の解説

みしま【三島】[地名]

静岡県東部の市。古くは伊豆国国府国分寺の所在地、江戸時代は東海道の宿場町として繁栄三嶋大社がある。富士箱根伊豆観光の玄関口。人口11.2万(2010)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス「三島」の解説

三島

佐賀県東松浦郡玄海町、仮屋湾にある無人島。島内は「三島公園」として整備され、温泉施設やゲートボール場などがある。

三島

長崎県西海市西彼町、大村湾内にある無人島。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

事典・日本の観光資源「三島」の解説

三島

(静岡県三島市)
東海道五十三次指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

世界大百科事典 第2版「三島」の解説

みしま【三島】

李朝時代前期に朝鮮半島で焼造された陶磁器の一種。高麗時代の象嵌青磁(高麗青磁)の流れを汲むもので,日本では一般に三島,刷毛目とよんでいる。その名の起源には諸説があって,静岡県の三嶋大社の社家で出した三島暦に似ているためともいわれるが明らかでない。利休の茶会に三島茶碗を使った記録があるから,桃山時代以降の呼び名であろう。近年韓国では,この一群を〈粉粧灰青沙器〉,略して粉青沙器とよぶ。灰色の素地に印花文を施し,これに純白の白土を塗ってさまざまの意匠を作り出し,透明釉をかけて焼き上げたものが基本で,白化粧の上に鉄絵具で文様を描く絵三島,白化粧を搔き落して文様をあらわした彫三島などがある。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

ワールドカップ

4年ごとに開催されるサッカーの世界選手権。国際サッカー連盟(FIFA(フィファ))が主催し、その加盟協会の代表チームによって争われる。[大住良之]概要FIFA傘下の6地域連盟ごとの「予選大会」と、それ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android