不動館村(読み)ふどうだてむら

日本歴史地名大系 「不動館村」の解説

不動館村
ふどうだてむら

[現在地名]黒石市南中野(みなみなかの)

黒石城下の東南にあたり、南は袋(ふくろ)村、東は板留(いたどめ)村に接する。南北朝の頃から修験者が居館したという伝説があり、村名もこれに由来する(浅瀬石川郷土誌)。嘉永六年(一八五三)の黒石領御日記(市立弘前図書館蔵)に「中野村元ハ不動館ト申候」とあり、不動館の名は江戸末期にはすでに古称となっていた。方々由緒書(津軽封内城趾考)によれば、戦国時代山形氏の先祖周防長胤が、浅瀬石城主千徳氏に仕えて不動館に居住し、不動館村・温湯(ぬるゆ)村・板留村・大川原(おおかわら)村などを支配したという。「津軽藩旧記伝類」によれば、山形周防は浅瀬石城落城の際城主と運命を共にしたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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