日本歴史地名大系 「黒石城下」の解説 黒石城下くろいしじようか 青森県:黒石市黒石城下浅瀬石(あせいし)川下流北岸の比高四五メートルの崖上に築かれた黒石陣屋を中心にした城下町。明暦二年(一六五六)津軽信英の分知後つくられた町(「妙経寺記録」黒石地方誌)。町割は妙経寺記録の万治三年(一六六〇)に「但先年町中丁割之節」とあり、分知直後に行われたといえる。分知当時の町名は不明だが、享保(一七一六―三六)頃の黒石府家之図(浅瀬石川郷土誌)や神明宮の御宮伝記神職由緒留書(黒石地方誌)の享保一四年の記事によると、一(いち)ノ町・前(まえ)町・山形(やまがた)街道(山形町)・浦(うら)町・鍛治(かじ)町・馬喰(ばくろう)町・寺(てら)町・中(なか)町・浜(はま)町・横(よこ)町・上(かん)町・下(した)町(元町上)・元(もと)町・大工(だいく)町・徳兵衛(とくべえ)町・後(うしろ)小路・小板(おいた)町・横(よこ)丁(油横丁)などがみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by