栄養・生化学辞典 「不可避窒素損失」の解説 不可避窒素損失 タンパク質(窒素)を摂取しない場合でも,われわれは糞や尿に窒素を排泄する.この量は,通常,無タンパク質食を摂取しはじめて約1週間後にみかけ上ほぼ一定の量になる.このときに排泄される窒素を不可避窒素損失といいその量を不可避窒素損失量という.この窒素が排出される経路は,尿(20歳代男子で,34mgN/日との測定値がある),糞(同12mg/日),その他抜け落ちる毛髪など皮膚(同10mg/日),その他(同2mg/日)とされる. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報