不来坂村(読み)このさかむら

日本歴史地名大系 「不来坂村」の解説

不来坂村
このさかむら

[現在地名]篠山市不来坂

古市ふるいち村の西に位置し、武庫むこ川支流の天神てんじん川が流れる。西に不来坂峠があり、小野原おのばら村方面に通じる。平安中期頃作成されたと推定される「住吉大社神代記」に播磨国賀茂かも椅鹿はしか山領の四至として記す「心坂」は当地に比定される。弘治元年(一五五五)一二月日の高仙寺田畠坪付(高仙寺文書)には「ころさか」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android