不生の地獄(読み)うまずのじごく

精選版 日本国語大辞典 「不生の地獄」の意味・読み・例文・類語

うまず【不生】 の 地獄(じごく)

  1. 不生女(うまずめ)がおちる地獄。子を産まない女は、この地獄におちて、細くて柔らかい灯心で固い竹の根を掘る責め苦にあうという。
    1. [初出の実例]「まづこれなるは、むげんぢごく、あれなるはうまずのぢごく」(出典:説経節・目連記(八文字屋板)(1658‐61頃)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android