不負気(読み)まけんき

精選版 日本国語大辞典 「不負気」の意味・読み・例文・類語

まけん‐き【不負気】

吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉七「負けん気化物が六年間工夫して」

まけぬ‐き【不負気】

〘名〙 他人に負けまいとする気性。負けじ気性。負けじ魂。まけないき。まけんき。
談義本・風流志道軒伝(1763)二「本田組の一むれが、まけぬ気の河東ぶし」

まけない‐き【不負気】

※この子(1896)〈樋口一葉〉「負けない気といふは好い事で」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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