丑の杭(読み)うしのくい

精選版 日本国語大辞典 「丑の杭」の意味・読み・例文・類語

うし【丑】 の 杭(くい)

  1. 古く、宮中で、丑の時刻を知らせる簡(ふだ)を掛けるために打った杭。また、その時刻。清涼殿殿上の間にあって、時刻ごとに差し替えをする。
    1. [初出の実例]「うしのくゐさすがに月のかげ出て心すむ夜の時のふだかな〈藤原信実〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む