世に在り(読み)ヨニアリ

デジタル大辞泉 「世に在り」の意味・読み・例文・類語

・り

この世に生きている。生存している。また、この世に生き長らえる。
「―・るまじき心地のしければ」〈竹取
世間に認められる。
「―・る僧どもの」〈宇治拾遺・一五〉

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精選版 日本国語大辞典 「世に在り」の意味・読み・例文・類語

よ【世】 に 在(あ)

  1. 世の中に生きながらえる。この世に生存する。この世に存在する。
    1. [初出の実例]「猶、此の女見では、世にあるまじき心ちのしければ」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
  2. 世の人に認められる。世に時めいている。
    1. [初出の実例]「ただいまよにある上達部、御子たち、この殿のむこになるを」(出典:宇津保物語(970‐999頃)藤原の君)

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