世に紛れる(読み)よにまぎれる

精選版 日本国語大辞典 「世に紛れる」の意味・読み・例文・類語

よ【世】 に 紛(まぎ)れる

  1. 世の中のことに気をとられて忙しくすごす。
    1. [初出の実例]「さても宮仕への方にも立ちなれ、世にまぎれたるも、ねぢけがましきおぼえもなきほどは」(出典:更級日記(1059頃))
  2. 庶民の中にまぎれて暮らす。良民を装う。
    1. [初出の実例]「手を出して物はとらねど、其心に違はざる非道の人、世にまぎれて住めり」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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