両子権現(読み)ふたごごんげん

日本歴史地名大系 「両子権現」の解説

両子権現
ふたごごんげん

[現在地名]多久市東多久町納所字平林

両子山の東山麓にある。

現在は両子神社・権現さんと呼称されているが、本来は湯峯山熊野権現と両子山王権現の二権現が別々に祀ってあったのを、約六〇年ほど前に両子山王権現を熊野権現の場所に遷座し合祀したものである。したがって、一の石造鳥居には「湯峯山熊野十二所大権現御宝前」「明暦第二丙申年」とあり、二の石造鳥居には「両子山大権現御宝前」「承応元壬辰星」、額束に「山王大権現」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android