精選版 日本国語大辞典 「神事」の意味・読み・例文・類語
しん‐じ【神事】
〘名〙 (古くは「じんじ」とも)
※続日本後紀‐承和八年(841)一一月乙卯「天皇御二神嘉殿一行二神事一」
※発心集(1216頃か)七「安房守に成て下りける時任のはじめなれど更に神事(ジンジ)をさきとせず」 〔国語‐魯語下〕
③ (━する) 神聖な存在としてそれにつかえること。
かん‐ごと【神事】
〘名〙 (古くは「かむごと」と表記)
① =かみごと(神事)①
※続日本後紀‐嘉祥二年(849)三月庚辰「本の世の事尋は、歌語に詠み反して神事(かむごと)に用来り」
② =かみごと(神事)②
かみ‐ごと【神事】
〘名〙
② 神のしわざ。神の行なう事柄。かみわざ。かんごと。しんじ。
※雑俳・柳多留‐七(1772)「神事だなどとおやぶん気の若さ」
※玉くしげ(1789)「大国主命は、幽事(カミゴト)を所知(しらす)べしと有りて」
かん‐わざ【神事】
〘名〙 (「かむわざ」とも表記) =かみわざ(神事)①
※宇津保(970‐999頃)嵯峨院「かの碁手(ごて)ものは今宵かんわざにもあるを」
かむ‐ごと【神事】
〘名〙 ⇒かんごと(神事)
かむ‐わざ【神事】
〘名〙 ⇒かんわざ(神事)
じん‐じ【神事】
〘名〙 ⇒しんじ(神事)
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