両門前(読み)りようもんぜん

日本歴史地名大系 「両門前」の解説

両門前
りようもんぜん

[現在地名]下館市おつ 新花しんはな町・あずま

おお町筋の南の舌状台地南端に位置する。天正一四年(一五八六)に創建された祥雲山妙西みようさい寺の東西両門前を中心に成立。城下から筑波道・下妻道への発着点にあたり木戸が置かれた。寛永一六年(一六三九)の下館城図(田宮家蔵)には門前、元禄七年(一六九四)の御用留書帳(中村家文書)には東門前とあるが、同年の差上申一札之事(同文書)には「両門前之内、人宿致或ハ懸の諸勝負有之由穿鑿ニ候得共、左様之者壱人も無御座候、(中略)両門前組頭、清右衛門・吉兵衛・久三郎、元禄七年戌ノ十一月廿五日、町御年寄中・町御名主中」とあり、両門前の町名が使われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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