中の割遺跡(読み)なかのわりいせき

日本歴史地名大系 「中の割遺跡」の解説

中の割遺跡
なかのわりいせき

[現在地名]東村山市廻田町四丁目・多摩湖町一丁目

狭山丘陵の南東端、丘陵を水源とするきた川とまえ川に挟まれた丘陵斜面に位置する。旧石器時代や縄文時代、奈良・平安時代から中世にかけての複合遺跡。縄文中期の遺跡は市内では笹塚ささづか遺跡と並ぶ大規模な集落跡で、その範囲はおよそ二四万平方メートルと考えられている。古くから知られた遺跡で、昭和初年の調査で発見された敷石住居跡は都の旧跡に指定された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android